第71期 ALSOK杯 王将戦 7番勝負 第3局(1日目)
先手:藤井聡太 竜王 後手:渡辺明 王将
2022年1月29日
9:00 対局開始 戦型は相掛かり。
29手目、8筋の歩を突く今までの常識をくつがえした藤井聡太竜王が考案した手が、ここでも登場。かなり研究結果に自信を持っているようだ。
10:00のおやつ
藤井聡太 竜王 栗小倉ようかん、水仙、アイスコーヒー
渡辺明 王将 苺のショートケーキ、ホットコーヒー
30手目、後手の渡辺明 王将はこの手に59分の長考だった。それに対して先手の藤井聡太 竜王は1分以内で31手目を指した。心理的には藤井聡太 竜王に余裕がうかがえる。
32手目、後手の渡辺明 王将が桂馬を跳ねた所で、評価値に動きがあった。
まだ誤差の範囲内だが、藤井聡太竜王は何か引っかかったのか次の手に32分の中考になった。
33手目~43手目はお互いに1分以内に指してどちらも自信満々に見える。評価値もまったくの互角で推移している。
12:30 1時間の昼食休憩に入りました。
藤井聡太 竜王 ステーキ重セット
渡辺明 王将 ビーフカレー
44手目、後手の渡辺明 王将は昼食休憩(1時間)を含めて1時間53分の長考のすえ、歩で位を取った。評価値的にはかなり捻った手に見える。おそらく意表を突かれた先手の藤井聡太 竜王は長考に入るかもしれない。
15:00 おやつ
藤井聡太 竜王 苺のショートケーキとアイスティー
渡辺明 王将 とちおとめのジュースとホットコーヒー
48手目、後手の渡辺明 王将が積極的に角交換へ。藤井聡太 竜王は手順に桂馬が飛んで1手得したが、守りの金の位置が良く見ない形なのでこの後の展開でどうなるか!!
53手目、先手の藤井聡太 竜王が端を攻める準備で香車を上げた。しかし評価値の読み筋に無い手だ。どうなるか様子を見てみよう。
55手目、先手の藤井聡太 竜王が端歩を突き捨てて開戦しました。
18:00 62手目を後手の渡辺明 王将が封じて、1日目の対局が終了しました。
初手からここまで、水面下ではいろいろな駆け引きがあっと思いますが、評価値は完全に互角。残り時間も、先手の藤井聡太 竜王は4時間29分。後手の渡辺明 王将は4時間4分とほぼ互角。明日の封じ手開封から目が離せないですね。
2022年1月30日
9:00 立会人の深浦康市九段が封じ手を開封して対局再開。
63手目、先手の藤井聡太 竜王は今日最初のに1時間24分もの大長考をした。
10:00 おやつの時間です。
藤井聡太 竜王 小倉ようかん 抹茶セット アイスティー
渡辺明 王将 苺のショートケーキ ホットコーヒー
66~68手手目 後手の渡辺明 王将の、端歩を詰めてから自玉の王を寄った手順に違和感を感じた。端歩を詰めるのは攻撃の手で、継続手は攻撃の指し手になるのが自然だからだ。渡辺明 王将が攻めるかどうかのターニングポイントになりそうです。
12:30 昼食休憩に入りました。
藤井聡太 竜王 和牛ビーフカレー
渡辺明 王将 和牛ビーフカレー
71手目、先手の藤井聡太 竜王が評価値にない手を指して後手寄りになった。おそらく勝負手だろう。
74手目、評価値では8筋を攻めて後手有利になるが、渡辺明 王将は5筋から攻めに行った。その結果、評価値は互角に戻った。
15:00 おやつの時間です。
藤井聡太 竜王
渡辺明 王将
85手目、33分
88手目、ノータイム
90 のー
95 敗着
96 疑問
102 敗着