王将戦 第2局 ▲渡辺明 王将 vs △藤井聡太 竜王

持ち時間はそれぞれ8時間。それを使い切りますと1手1分以内に指していただきます。2日制の対局となります。

2022年1月22日

9:00 対局開始。 戦型は角変わり。

21手目、先手の渡辺明王将が早繰り銀で主導権を取りに行く。

28手目、後手の藤井聡太竜王が居玉のまま歩を突き捨てて開戦。かなり積極的な手だ。

38手目、僅かに後手の藤井聡太竜王リードだった評価値が、僅かに先手の渡辺明王将のリードに変わった。

49手目、先手の渡辺明王将が、昼食休憩(1時間)を合わせて2時間10分の長考のすえ 飛 を浮いて銀取りに。今日初の1時間を超える長考なので用意していた研究が外れたのかも?

50手目、後手の藤井聡太竜王はわずか3分で銀を逃げた。渡辺明王将とは対極的で、まだまだ研究の範囲以内といった感じだった。

51手目、渡辺明王将の角が前に出た手に対して評価値が藤井聡太竜王に傾いた。この時、渡辺明王将の 王 は居玉で、攻め合いや大駒交換になると不利になる読み筋が評価値に出ていた。

58手目、後手の藤井聡太竜王が考慮中に18:00になり、立ち合い人の谷川浩司九段から次の手を封じるように告げられた。

18:30 藤井聡太竜王が次の1手を書いた 封じ手用紙を 谷川浩司九段に渡しこの日の対局は終了した。

2022年1月23日

9:00 封じ手が開封されて対局再開。

67手目、渡辺明王将は王手を防ぐため角合いしたが、評価値の最善手は 王 が逃げる手だった。形勢は後手の藤井聡太竜王が有性から優勢になった。

89手目、先手の渡辺明王将は受けても一手一手で苦しくなる一方なので、後手の玉頭を攻める為に銀を進める。この後、藤井聡太竜王も受けずに攻め合いの展開へ。

93手目、受けがなくなった渡辺明王将が形作りのため、更に銀を進めた。

94手目~98手目は両者、詰みを読み切ったのかパタパタと指し手が進み。

16:30 先手の渡辺明王将が投了した。

まで98手で、後手の藤井聡太竜王が勝ちました。